Apple Watchはシニアや子供にもおすすめ!身を守る安心機能を紹介します【iPhoneなしで使える】
シニアや子供の安全を守る機能が多いApple Watch。しかもiPhoneを持っていなくても、Apple Watch単体で使用できるんです!
Apple Watchは、実はシニアや子供にとって便利で嬉しい機能が多く備わっています。iPhoneを持たずにApple Watch単体で利用が可能になる「ファミリー共有機能」が提供されたことで、より簡単に便利に家族全員でApple Watchを使えるようになりました。
この記事では、「ファミリー共有機能」を使用した、シニアや子供の安全を守る機能をご紹介します。もちろん、ご家族がそれぞれiPhoneを持っていれば、「ファミリー共有」を使用しなくても通常通りApple Watchは使えますよ!
目次
iPhoneを持っていない家族もApple Watchが使える「ファミリー共有設定」
Apple Watchは、iPhoneがないと使えないと思っていませんか?
Apple Watchの新しいwatchOS 7では、1つのiPhoneで複数のApple Watchを管理できる「ファミリー共有」機能が使えるようになったので、家族ひとりひとりがiPhoneを持っていなくても、Apple Watchが使えるようになりました!
例えば、私のiPhoneで子供のApple Watchをペアリング(連携)し、私のiPhoneから子供のApple Watchを設定・管理することができます。ペアリングする際に「ファミリーメンバー用に設定」を選ぶと、ファミリーメンバーとして追加できます。
家族の Apple Watch を設定する(Apple公式サイト)
家族のApple IDの作成方法やファミリー共有で家族をファミリーメンバーに追加する方法については、以下の記事も参考になるかもしれません。
ファミリー共有はApple Watch Series 4以降のセルラーモデルで利用可能
ファミリー共有機能は、iPhone 6s以降のiPhoneと、watchOS7がインストールされたApple Watch Series 4以降のセルラーモデルの組み合わせで利用可能となっています。
家族のApple Watchは対応する通信事業会社と個別に契約する必要があり、管理するiPhoneとは別の個別の電話番号とApple IDを持つことにより、iPhoneを持たなくてもApple Watchを独立した携帯電話として使えるようになります。
現在はauが「ウォッチナンバー」というサービスでApple Watch向けの料金プランを提供しています。
シニアと子供の両方に嬉しい機能
まずは、シニアの方や子供の両方にとって「使える」嬉しい機能をご紹介します!
「緊急SOS」で素早く簡単に助けを求められる
Apple Watchのサイドバーを長押しして、「緊急SOS」スライダをドラッグします。
ドラッグせずにそのまま押し続けるとカウントダウンが始まり、警告音がなります。カウントダウン終了後は自動的に現地の緊急通報用電話番号にかかります。自動通報を無効にするように設定することも可能です。
電話終了後は、あらかじめ指定した緊急連絡先にApple Watchの現在地を知らせるテキストメッセージが送信され、緊急通報用電話と家族の両方に状況を知らせることができます。
Apple Watch で緊急 SOS を使う (Apple公式)
Apple Watchだけで通話・メッセージの送受信ができる
ファミリー共有を設定したセルラーモデルのApple Watchなら、iPhoneがなくてもApple Watchだけで通話やメッセージのやりとりができます。
Apple Watchは基本的に音声による操作が多いので、テキストの操作が難しい人は楽かもしれません。電話やメッセージの着信はバイブで知らせてくれるため、気付きやすいという利点もあります。
タップのみで連絡が可能
基本的な機能も搭載されています
LINEやメッセージの返信方法については、以下の記事で詳しく解説しています。「今すぐ帰る」「駅に着いた」など、よく使うフレーズを定型文として登録しておくと、タップするだけですぐに返信できるので便利です。
文字盤をカスタマイズして、さらに使いやすく
文字盤をカスタマイズして、よく使う連絡先を表示させておけば、ワンタップで連絡できます。ミー文字のアイコンを使うとかわいいですね!
子供がよく使う項目だけを表示させておく
位置情報の共有
「探す」アプリで、家族の位置情報を共有できます。特定の場所に到着・出発、あるいは不在の時に通知を送ることも可能です。
「探す」アプリでは、家族や場所の名前や距離、地図が表示され、目的地へのルート案内も可能です。(モザイクばかりで見にくくてすみません…)
Siriに質問・お願いする
タイマーやアラームのセット、特定の人へ電話をかける、アプリを立ち上げる、計算をするなどなど、Apple WatchのSiriに話しかけるだけで実行してくれます。
私はiPhoneではあまり使うことがなかったのですが、Apple Watchを身に着けるようになってから、結構な頻度でSiriに頼み事をしています。
例えば「近くのコンビニを探して」と話しかけると、現在地周辺のコンビニのリストが表示され、Google Mapで誘導してくれます。他にも色々な使い方ができそうですね。
複数の指示をまとめて実行してくれる「Siriショートカット」機能もあります。例えば、Siriに「今帰る」と話かけると、現在地から家までの道を表示して同時に家族にメッセージを送る、なんてこともできます。ショートカットの作成は少し複雑なので、これはちょっと上級者向けですね。
シニアに嬉しい機能
シニアの方に対しては、健康に関する機能が役に立ちます。Appleは今後も健康管理に力を入れて行くそうなので、さらに便利になっていくと思います。
転倒検出機能
Series 4以降のApple Watchには、転倒検出機能が備わっています。着けている人が転倒したことを検知すると、手首を叩いて警告音を慣らしてくれたり、緊急SOSで緊急電話をかけることができます。着用者の反応がない場合は自動的に緊急通報サービスに電話がかかるようになっています。
実際にこの転倒検出機能で命が助かった例も報告されています。
心拍数の測定
心拍数の通知を有効にしておけば、不規則な心拍数や、あらかじめ設定した心拍数の高さ・低さを上回る・下回る状態が続いた場合に、通知することができます。
心拍数で体の状態がよく分かるので、私も運動時や体調が気になる時は確認しています。心臓が状態が気になる方には心強い機能ですね。
血中酸素濃度測定
血中酸素濃度測定はSeiries 6に搭載された機能で、体内に取り込まれた酸素レベルを測定できます。
心肺機能レベルの通知
心肺機能レベルの通知をオンにすると、心肺機能のレベルが「低い」となった時にApple Watchで通知を受け取ることができます。
心電図アプリケーション
Apple Watch Serries 4/5/6で利用可能になった「心電図アプリケーション」では、Apple Watchで心電図を記録し、自分の心臓の健康状態を把握できます。データはiPhoneの「ヘルスケア」アプリに記録され、結果はPDFで医師と共有することが可能です。※iOS 14.4とwatchOS 7.3以降で利用可能
不規則な心拍の通知機能
Apple Watch Series 3以降で利用できる「不規則な心拍の通知機能」は、バックグラウンドで自分の心拍数をチェックし、心房細動(AFib)の兆候がある不規則な心拍リズムを感知すると知らせてくれます。心房細動(AFib)を治療せずに放置しておくと、脳卒中につながるおそれがあるとのことなので、これらの機能でモニタリングしておくと安心ですね。※iOS 14.4とwatchOS 7.3以降で利用可能
Apple Watchの健康に関する機能については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
子供に嬉しい機能
iPhoneなどのスマートフォン同様、子供が使うとなると気になるのが「使いすぎ」問題です。Apple Watchでも機能制限や休止時間の設定などが行えるので、必要な機能だけをお子さんに提供することができます。
Apple Watchの機能を制限する
管理するiPhoneで「Apple Watchアプリ」や「スクリーンタイム」を使い、様々な機能制限や設定が行えます。
「Apple Watchアプリ」で設定できる項目例
- スクールタイム:学習に集中できるように、学校の時間帯にApple Watchの機能を制限する
- スクリーンタイム:ペアレンタルコントロールの管理や制限(後述)
- アクティビティ:子ども向けにアクティビティリングの設定
- 連絡先:信頼できる連絡先を設定
- メッセージ:音声入力のオプション設定やスマートリプライの編集など
「Apple Watchアプリ」の「スクリーンタイム」で設定できる項目例
- 休止時間の設定
- 連絡先の制限
- iTunes StoreやAppでの購入制限
- 不適切なコンテンツの設定など
スクリーンタイムについては、iOS(iPhone/iPad)のスクリーンタイムの設定方法についてまとめた以下の記事が参考になるかもしれません。
Apple Watchをシニアや子供が使う際のデメリット
一度使うとその便利さがよく分かるApple Watchですが、デメリットもあります。特に、お子さんやシニアの方が使う場合にネックになりそうなことをまとめました。
バッテリーの持ちと充電
私が考えるApple Watchの最大のデメリットはこの「バッテリーと充電」です。私が使用している最新モデルでも、毎日充電しています。ファミリー共有設定では、Apple Watchは一日14時間使用できるとのことですが、使用状況により持続時間は異なります。
私は睡眠記録も付けているのでお風呂の時間に充電をしているのですが、自分で充電管理ができない場合は家族が管理、または充電を促す必要が出てくるかもしれません。
スマートフォン同様、途中でバッテリーが切れた、フリーズした等、不具合やトラブルが出た時の対応方法も共有しておいた方がよいですね。スマートフォンやスマートウォッチに頼りすぎると、不具合が起きた時にパニックになるので…(私のこと?)
それなりに費用がかかる
iPhoneよりは安価ですが、時計としてはやはり高額です。iPhoneの全ての機能が使えるわけではないので、家族の性格や状況をよく把握して、有効活用できるかどうか検討しましょう。
iPhoneを使用している方は、格安SIMなどを上手く利用して、通信費用を見直してみるのもよいかもしれません。今は音声通話SIMがかなり安くなっています。
シニア・子供におすすめのApple Watch SE
Apple Watchは執筆時点で「Series 7/SE/Series 3」の3モデルが販売されています。一番お手ごろ価格のSeries 3をオススメしたいところですが、ファミリー共有機能は前述の通りSeries 4以降のApple Watchから利用できるので、中堅モデルでコスパの高いSEがオススメです。※Apple Watch SEは「心電図アプリケーション」は利用できません。
Apple Watchの現行モデルは、Series 7/SE/Series 3となっています。
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Apple製品をお得に買う方法を以下の記事でまとめています。
まとめ
今回はシニアの方や子供を対象に、Apple Watchの便利な機能を紹介しました。バッテリーの時間がもっと長くなれば、更に使いやすくなると思います。
Apple Watchの便利な機能や活用方法については、以下の記事でもたくさん紹介していますので、ぜひご参考ください!