【本音レビュー】新型iPad Pro 11インチ(M4)とApple Pencil Proの正直な感想【旧型と比較】

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【本音レビュー】新型iPad Pro 11インチ(M4)とApple Pencil Proの正直な感想【旧型と比較】

軽くて薄くなったと話題の新型iPad Pro。ついに買ってしまいました!

今まで使っていたiPad Proは第2世代の11インチです。2020年発売なので、4年ぶりの買い替えとなります。

本記事では、新型iPad Pro 11インチと旧モデルとの比較や、実際に使ってみた感想、同時に購入したApple Pencil Proの新機能や使い心地を紹介します。

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【この記事を書いた人】

写真畑出身のフリーランスWebデザイナー。Goodnotesを始めとするノートアプリやApple/クリエイティブ/運動/ライフスタイル関係の情報を発信中。プロフィール詳細

フリーランスWebデザイナー&主婦のiPadの使い方

iPadの使い方によっても評価や感想が分かれると思いますが、私の場合は主に以下の目的でiPadを使用しています。

私のiPadの用途

  • 動画や映画鑑賞
  • オンラインフィットネスの視聴
  • 読書
  • 手書きによるノートアプリの使用
  • イラスト・デザイン制作

iPadの使い方については、以下の記事で詳しくまとめています。

持ち運ぶことが多いので、携帯性の高い11インチを長年使用しています。前のモデルになりますが、12.9インチと11インチの比較記事も書いています。

新型iPad Pro 11インチ(M4/2024年)と第2世代(2020年)との比較

私が使っていたiPad Pro(第2世代/2020年)と新型M4の仕様を比べてみました。赤字部分が注目すべき変更点です。

主な変更は厚さ、重さ、ディスプレイ、チップですね。

新型iPad Pro 11インチ
M4(2024年)
iPad Pro 11インチ
第2世代(2020年)
サイズ 249.7mm × 177.5mm 247.6mm × 178.5mm
厚さ 5.3 mm 5.9 mm
重さ Wi-Fiモデル:444g
Wi-Fi+Cellularモデル:446g
Wi-Fiモデル:471g
Wi-Fi+Cellularモデル:473g
ディスプレイ Ultra Retina XDRディスプレイ
タンデムOLED
Liquid Retinaディスプレイ
IPSテクノロジー搭載LEDバックライト
Multi-Touchディスプレイ
解像度 2,420 x 1,668ピクセル
264ppi
2,388 x 1,668ピクセル
264ppi
SDR輝度 最大1,000ニト 最大600ニト
チップ Apple M4チップ A12Z Bionicチップ
バッテリー 最大10時間 最大10時間
Apple Pencil Apple Pencil Pro
Apple Pencil(USB-C)
Apple Pencil (第2世代)
Apple Pencil(USB-C)
キーボード iPad Pro(M4)用
Magic Keyboard
Magic Keyboard
Smart Keyboard Folio
カメラ ・12MP広角カメラ
・ƒ/1.8絞り値
・最大5倍のデジタルズーム
・アダプティブTrue Toneフラッシュ
・12MP広角カメラと10MP超広角カメラ
・広角:ƒ/1.8絞り値
・超広角:ƒ/2.4絞り値
・2倍の光学ズームアウト
・最大5倍のデジタルズーム ・True Toneフラッシュ
ビデオ ・4Kビデオ撮影
・1080p HDビデオ撮影
・最大4K、30/60fpsのProResビデオ撮影
・最大3倍のデジタルズーム
・4Kビデオ撮影
・12MP広角カメラ1080p HDビデオ撮影
・2倍の光学ズームアウト
・最大3倍のデジタルズーム
コネクタ Thunderbolt / USB 4 USB-C

iPad Pro(M4) 11インチのデザイン・サイズ・カメラ

新型iPad Pro 11インチ(M4)と第2世代(2020年)の比較|デザイン・サイズ

新型iPad Proと今まで使っていたiPad Pro 第2世代を画像と共に比べてみます。まずはサイズから。

M4は249.7mm × 177.5mm、第2世代は247.6mm × 178.5mmということで、ぱっと見はほぼ同じです。(11インチなので当たり前ですね…)

新型iPad Pro 11インチ(M4)と第2世代(2020年)の比較|カメラ

M4では第2世代にあった超広角カメラがなくなり、レンズがひとつになっています。

見た目だけではどっちがどっちだか分かりません。

iPad Pro(M4) 11インチの薄さ・重さ

今回最も期待されたiPad Proの軽量化と薄型化ですが、M4の厚さは、第1〜4世代の5.9mmから5.3mmへと0.6mmの薄型化。重さは第2世代と比べると約27g軽くなっています

新型iPad Pro 11インチ(M4)と第2世代(2020年)の比較|厚さ

確かにM4は少しだけ薄く、数字上でも軽くはなっていますが、実際に持ってみると差はほとんど分かりません…。

カバンの中に入れたら気づかないし、手持ちでも思わず「おお〜軽くて薄い!」と叫ぶほどでもない。新旧2つのiPadを両手で持ち、目を閉じて集中させれば、ん〜確かに少し軽いかも…と思うレベル。より薄くなった13インチの方が感動は大きいかもしれません。

11インチの場合は、薄型化・軽量化を目当てに買うほど変化は感じないかも。

iPad Pro(M4) 11インチのディスプレイ

新型iPad Pro 11インチ(M4)のディスプレイ

OLEDディスプレイとしては「史上最高のディスプレイ」と謳われていたM4のUltra Retina XDR。他の方のレビューを読むと、黒が引き締まって見えるらしいので、早速M4と第2世代を並べて比べてみました。

新型iPad Pro 11インチ(M4)と第2世代(2020年)の比較|ディスプレイ

画像では分かりにくかもしれませんが、確かにM4の黒は真っ黒で引き締まって見えます。第2世代は濃いグレーという感じです。黒の描写だけでなく、コントラストも上がっていて、光などの明るい部分も透明感を持ってより立体的に表現されています。

写真では違いがほんと分からず、すみません…。

新型iPad Pro 11インチ(M4)と第2世代(2020年)の比較|ディスプレイ

これは新旧並べて比べたら分かる違いで、第2世代だけを使っていたら気づかない(分からない)と思います。第2世代を長年使っていましたが、十分綺麗だと思っていました。

新型iPad Pro 11インチ(M4)と第2世代(2020年)の比較|ディスプレイ

iPadでPhotoshopや動画編集など繊細な色を扱う方は、恩恵を受けられると思います。

音量ボタンの調節がiPadの向きによって変わる

新型iPad Pro 11インチ(M4)|音量ボタンの変更

iPad Pro M4は、iPadが縦向きの時は上がプラス、下がマイナスですが、音量ボタンを上にして横向きにすると、左がマイナス、右がプラスになります。

M4以前はiPadの向きは関係なしにプラスマイナスの方向は固定されていたので、旧モデルに慣れていた人は少し戸惑うかもしれません。

iPad Pro(M4) 11インチのM4チップ

今回搭載された新チップ「M4」は、前世代のM2チップと比べると、CPU処理速度が最大50%グラフィック処理速度は最大4倍向上し、機械学習処理速度は2.4倍高速化しているとのこと。

ProResビデオのエンコード・デコード処理を高速化し、より快適に高画質動画の編集が可能となり、大容量のファイルもスムーズに行えるようになっています。

私はiPadで重いファイルを扱うことがほとんどないので、この辺りの変化は感じませんでした。普通に映画や動画を見る分なら、あまり変わらなさそうです。

クリエイティブな作業で重いファイルを扱ったり、高負荷な作業を頻繁に行う人には、価値のある変化だと思います。

Apple Pencil Proの新機能と使い方

新型iPad Pro 11インチ(M4)|ケースをつけた状態でのApple Pencil Proの充電

M4と同時に発売された「Apple Pencil Pro」。iPad 第2世代に対応していたApple Pencil 第2世代は使い心地がよく満足していましたが、M4には対応していないので半ば強引に買い替えることに…。

Apple Pencil充電対応のiPad Pro M4用ケースも増えてきたので、購入しました。

Apple Pencil Proには第2世代にはない機能が搭載されているので紹介します。

スクイーズ機能

新型iPad Pro 11インチ(M4)とApple Pencil Proの組み合わせ|スクイーズ機能(フリーボード)

Apple Pencil Proの側面をギュッと握ると、ツールが表示されます。ツール内容は対応するアプリによって異なりますが、色を変えるためにいちいちツールバーまで行かなくても、手元で変更できる便利な機能です。

新型iPad Pro 11インチ(M4)とApple Pencil Proの組み合わせ|スクイーズ機能(フリーボード)

ツールをタップすると、さらに展開されます。この画像はApple純正アプリ「フリーボード」のツールです。

新型iPad Pro 11インチ(M4)とApple Pencil Proの組み合わせ|スクイーズ機能(Goodnotes 6)

Goodnotes 6ではこんな感じでパレットが開きます。普段手書きをする時は「強く握る」という行為がないので、時々うまく握れないことも。使いこなすには慣れが必要かもしれません。

触覚フィードバック

Apple Pencil Proをスクイーズやタップする時に「ポコッ」と触覚的な反応が返ってきます。

バレルロール

新型iPad Pro 11インチ(M4)とApple Pencil Proの組み合わせ|バレルロール

ペンを回転すると、ペン先の軸の動きを正確にコントロールできます。

「探す」に対応

Apple Pencil Proの居場所を「探す」アプリで確認できます。どこかに置き忘れても少し安心ですね。

【まとめ】結局iPad Pro 11インチ M4に買い替えてよかったの?

感動するような大きな変化は今のところ感じていないというのが正直な感想です。

動画編集など重いファイルを扱うような人はM4の性能の良さを感じられるかもしれませんが、手書きでノートを書いたり動画を見たりといった使い方だと、旧モデルでもまだまだ十分と言えそうです。

映画や本を楽しむようなエンタメ中心なら、リーズナブルなiPad 10.9インチ(第10世代)iPad Airがおすすめです。

デバイス単体では驚くような変化は感じませんでしたが、今後のiPad OS 18登場で、もしかしたら使いやすくなるかもしれません。

私は旧モデルを売って新モデルを買いたかったので、旧モデルの買取料金が下がりきっていない今が買い替え時だったのですが、買い取りの予定がない人や、旧モデルを2〜3年程度使っている人は急いで買わなくてもいいと思いました。

4年も使うとバッテリーの劣化が気になるので、その辺りも買い替えのポイントになるかもしれません。

とはいえ、旧モデルよりはもちろん進化しており、新しいApple Pencile Proの使い心地も良い感じなので、これから不具合が出るまで長く使っていけたらと思っています。

新型iPad Pro M4がおすすめの人

  • 画像・動画編集などのクリエイティブ作業で重いファイルを扱う人
  • ゲームなどの重いコンテンツを操作する人
  • 旧モデルを下取り・買取してもらい買い替えしたい人

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