【体験談】鎮静剤を使用した人生初の胃カメラ(内視鏡)はどんな感じだった?

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この記事では、鎮静剤を使った人生初の口からの胃カメラ(内視鏡)の流れや感想、その後の状態についてまとめました。

実は胃カメラはずーっとやってみたかったんです。
元々胃が弱く、最近も調子が悪い日が続いていたので、ピロリ菌の有無も知りたいし、これは「念願の」胃カメラをやるチャンスかなと思ったのですが。

やっぱり怖い。怖すぎる!!!
あんなに長い管を口や鼻から入れるなんて絶対無理ーーー!!

他人の体験談を見聞きすればするほど恐怖が増大して、更に毎日検索する日々…。

「痛かった」「オエオエした」「もう二度とやりたくない」
ネガティブな感想ばかり目に焼き付いてしまい、余計に胃が痛くなるという悪循環。

しかし先日、人間ドックで胃がんリスク検診を受けたら見事にピロリ菌の陽性反応が出てしまい、除菌をすすめられました。 ピロリ菌は胃がんに繋がる可能性が高いということなのですが、保険適用内でピロリ菌を除菌するには、胃カメラで胃の状態を調べないといけないのです。

胃カメラ… やるしかない。

人間ドックの紹介状を持って、総合病院の消化器内科へ

友人がオススメする都内某有名総合病院へ行きました。胃の不調も一緒に診てもらおうと思っていたのですが、淡々と胃カメラの予約を進める医師。まぁ、胃の中見てみないと分からないですもんね…。

有名病院なので予約は1ヶ月位先になっちゃうかな〜なんて気楽に構えていたら、今週余裕で空きがある。「嫌なことは早めに終わらせる」主義なので、仕方なく明後日を予約しました。

胃カメラは「口から/鼻から」「鎮静剤の有無」など選択肢がありますが、私の場合は胃炎とピロリ菌保持ということで口から一択でした。鼻からの方が楽という話を聞いていたので密かに鼻からを希望してたのですが、口よりカメラの解像度が落ちる、かつ何か見つかった時の処置ができないからという理由です。

鎮静剤の使用は選択可能で、使用すると気分を落ち着かせウトウト寝た状態で検査できるというのでお願いしました。しかし、この鎮静剤も怖かったんですよね。何しろ何もかも初めてだったので、鎮静剤打って呼吸が止まったり、血圧が低くなったり起きなかったらどうしよう!!という不安。看護師さんが「血圧も呼吸も厳重に管理しますので大丈夫ですよ!」と仰ってくれたので少し安心しました。(怖がりすぎ)

胃カメラ前日までの様子

胃カメラ前日の食事は20時までに済ませ、検査日まで絶食です。お水はOKとのこと。

以下のような消化の良い食べ物が良いそうです。

  • おかゆ・うどん・そうめん・食パン
  • じゃがいも・里芋・山芋
  • 白身魚
  • 卵・豆腐・ゆば
  • カステラ・プリン
  • バナナ・メロン・ももの缶詰
  • コンソメスープなど

胃カメラ当日

緊張して早く目が覚めてしまった胃カメラ当日。お水は検査時間の2時間前までOKでした。夏場はちょっとキツイですね。

病院に到着して順番を待つ時の緊張感といったら。とにかく深く考えないようにスマートフォンを見るんですけど、全く内容が頭に入ってきません。内視鏡室から「オエ〜〜!オエッオエッ!ゴホゴホゴホゴホッ…」と私より先に入ったおじいちゃんの声が聞こえて緊張MAX。多分、鎮静剤打ってないんだよ、うん。私は鎮静剤打つから絶対にああならないから!陣痛より痛い痛みなんてない!と自分に言い聞かせる。

緊張のあまり何もせずにただボーッと座っていると、「〇〇さ〜ん」と看護師さんの呼ぶ声が。いよいよ、今まで避けてきた人生最大の難関に立ち向かう時が来たようだ。

胃カメラの流れ

まず点滴の血管を確保し水分補給、胃の泡を消すお薬を飲んだあと、喉の奥にドロっとした麻酔の液体を入れます。麻酔を飲み込まないように喉に溜めておくこと3分。何度も飲み込みそうになる。

準備ができたら内視鏡室へ。手術室のように機械・器具がたくさんある部屋で更に緊張。口の中を確認してもらった後、左向きでベッドに横たわり、マウスピースを咥える。

私「緊張して心臓がバクバクいってるのですが大丈夫でしょうか。」
医師「緊張しますよね〜…」
看護師さん「鎮静剤がしっかり効きますから大丈夫ですよ!」

という会話を交わした後、「では鎮静剤入れますね〜」と看護師さんの声が聞こえました。眠くなるかな〜本当に寝ちゃうのかな〜と思っていたら、意識ばっちりある。

え、意識あるんですけど!ウトウトもしてないんですけど!!と思ってるうちにカメラ口から入っていきました。

カメラが入る時に何となく違和感というかオエッとした感じがあったような気がするけど、全然我慢出来る範囲。先生の話し声もちゃんと聞こえている。胃の中で管が移動しているのが分かり、時々空気を入れるので胃がパンパンになって辛い。 う〜まだかまだかと思っていると管が引かれて終了。管を引き出す時は何も感じませんでした。

これだけ覚えているのに、殆ど苦痛がなかったということは、鎮静剤が効いていたということなんでしょうか?先生の腕が良かったのかもしれませんが、緊張と不安で心臓が張り裂けそうになっていた割には拍子抜けの胃カメラでした。所要時間は15分程度でしょうか。

胃カメラ終了後の様子

胃カメラ終了後はリクライニングソファーで30分ほど休みました。ここで寝ちゃうかな〜と思ったら全然寝ませんでした。「寝ているうちに終わった」「1時間後位に起こされた」という話をよく見かけましたが、私は寝ることはなく、終了後も眠くありませんでした。(寝たかった…)

休んだ後は喉の麻酔の違和感も消え、フラつくこともなく歩けたので、昼食を食べて電車で帰りました。何となく体がだるくて電車内で寝てしまいましたが、3時間位でスッキリとした感じになりました。

そういえば検査前に、低血圧なので鎮静下の血圧低下が心配なことを伝えると、「じゃあ少なめにしましょう」と先生が言うので、「それで効かなかったら怖いので普通にしてください」とお願いするというやり取りがあったのですが、やっぱり鎮静剤少なめだったのかな?(成人の男性に使用する量とは言っていたけれど)

帰宅後に喉に違和感が…

胃カメラ当日の夕方ごろから段々と喉の違和感が出てきて、唾を飲み込むと少し痛むようになりました。痛いというか、何か詰まっているような異物感。翌日別の検査で同じ病院にいった時に看護師さんに聞くと、3日程はそのような状態になりますが、いずれ消えますよ、とのことでした。看護師さんの言う通り、2日後に違和感はなくなりました。ホッ…。

自宅で簡単にできるピロリ菌検査キットもある

胃カメラ(内視鏡)検査を終えてから知ったのですが、自宅でピロリ菌検査ができるキットというものが販売されているんですね。病院でも検査してくれますが、時間がなくて病院になかなか行けない人や、とりあえずピロリ菌の有無だけ知っておきたい人にはよいかもしれません。私も早くにしっていれば試したかった! ※ピロリ菌の有無をずっと知りたかったのに、胃カメラが怖すぎて前に進めなかったので。

まとめ

私の場合はこんな感じで胃カメラの検査が終わりました。鎮静剤使用でえずくこともなかったですし、我慢できないほどの痛みもありませんでした。意識があったのが不思議で仕方がないのですが…。

とにかく無事に終わってよかったです。胃に何らかの症状がある人やピロリ菌を持っている人は、鎮静剤×口からの胃カメラが良さそうです。

2回目の胃カメラ

初めての胃カメラ検査が終わった後は、ピロリ菌の除菌を開始しました。その時の様子とその後2回目の胃カメラについては、以下の記事でまとめています。

胃カメラ同様、MUSTではないけど検討した方が良い「親知らずの抜歯」についても書いてますので、よかったらどうぞ〜。