【比較】Adobe Creative Cloud 「Pro」「Standard」どっちを選ぶ?価格や機能の違いを徹底解説

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【比較】Adobe Creative Cloud 「Pro」「Standard」どっちを選ぶ?価格や機能の違いを徹底解説

【まだ間に合う】8/1からAdobe CCが値上げ

8月1日よりコンプリートプランが「Creative Cloud Pro」に移行、値上げされます。7月31日までに購入すれば、次の更新日まで旧価格でProの機能を使用できます
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8/1から始まる新プランCreative Cloud ProとStandard。どっちを選んだらいいの?

本記事では、2025年8月1日(金)から提供されるAdobeの新プラン「Creative Cloud Pro」と「Creative Cloud Standard」の料金や機能の違い、選び方を解説します。

先に結論を書くと、以下の通りです。

【Creative Cloud Pro】がおすすめの人

  • 普段からAI機能をガッツリ使う人
  • モバイル・WebアプリでもAI機能を使う人
  • 最新外部AIモデルにアクセスしたい人

【Creative Cloud Standard】がおすすめの人

  • 少しでも安くコンプリートプランを使いたい人
  • 生成AIほぼ使わない、月数回のみの人
  • デスクトップアプリをメインに使う人い

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【この記事を書いた人】

Adobe使用歴20年以上のフリーランスWebデザイナー。Adobe CCを何とか安く使うべく常にセールや動向をチェックしている、Apple/運動好きな2児の母。プロフィール詳細

コンプリートプラン名称変更と値上げの概要

2025年8月1日(金)より、「個人版」「学生・教職員版」「グループ版(法人)」のコンプリートプランの名称が「Creative Cloud Pro」に変更され、値上げが実施されるとともに、AI機能を絞った廉価プラン「Creative Cloud Standard(個人版のみ)」が提供されます。

現在、上記のコンプリートプランを利用している方は、自動的にCreative Cloud Proへ移行し、8月1日移行の次更新日に新価格が適用されます。

個人版コンプリートプランは「Creative Cloud Standard」と「Creative Cloud Pro」の2つに分かれます。

既存プラン名(7/31まで) 新プラン名(8/1から)
個人版 Creative Cloud コンプリートプラン Creative Cloud Pro 個人版
学生・教職員版 Creative Cloud コンプリートプラン Creative Cloud Pro 学生・教職員版
グループ版 Creative Cloud コンプリートプラン Creative Cloud Pro グループ版

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Creative Cloud ProとStandardの内容・機能の違い

Creative Cloud ProとStandardの違いを項目別に見ていきます。大まかに言うと、AI機能とモバイル・Webアプリへのアクセスの違いとなっています。

Creative Cloud
Standard
Creative Cloud
Pro
デスクトップアプリ
Photoshop、Illustrator、InDesign、Premiere、Acrobatなど20以上のデスクトップアプリ
モバイル・Webアプリ
Photoshop、Lightroom、Illustrator、Acrobatなどのモバイル・Webアプリ

いくつかのアプリは基本機能のみ
標準の生成機能
Photoshopの生成塗りつぶしなど
25クレジット 無制限のアクセス
プレミアム生成機能
Fireflyのテキストから動画生成など
×
Fireflyボード(beta)
アドビ以外の
生成AIモデル

OpenAI GPT、Google Imagen、Veo、Fluxなど
×
クラウドストレージ 100GB 100GB

使用できるデスクトップアプリの違い

従来のコンプリートプランと同様、ProとStandardともに、20以上のデスクトップアプリを使用できます

Creative Cloud Pro/Standardに含まれるデスクトップアプリ

  • Photoshop
  • Illustrator
  • Adobe Premiere Pro
  • Acrobat Pro
  • InDesign
  • After Effects
  • Lightroom
  • Adobe XD
  • Animate
  • Lightroom Classic
  • Dreamweaver
  • Dimension
  • Audition
  • InCopy
  • Character Animator
  • Capture
  • Adobe Fresco
  • Bridge
  • Adobe Express
  • Premiere Rush
  • Photoshop Express
  • Media Encoder
  • Aero
  • Adobe Scan
  • Fill & Sign
  • Acrobat Reader

Adobeアプリの特徴や機能については、以下の記事でまとめています。

Adobeアプリの他に、Creative Cloudに含まれる以下のサービスも同様に利用できます。

Adobe Fonts 30,000以上の高品質なフォントが個人・商用で利用可能
参考【無料・商用可】Adobe Fontsの使い方完全ガイド〜追加方法からWebフォントまで解説
Creative Cloud ライブラリ チームで作品のデザインアセット(カラーパレット、文字スタイル、ロゴなど)を整理・共有
Portfolio 作品のポートフォリをサイトを作成
Behance クリエイティブな作品のアップロード・検索できるコミュニティーサイト
クラウドストレージ クラウドに100GBまでデータを保存できる
チュートリアル ソフトの使い方をステップバイステップで解説

使用できるモバイル・Webアプリの違い

Creative Cloud ProはAdobeが提供するモバイル・Webアプリをフル機能で利用できますが、Standardはアプリによって制限されます。

アプリ Creative Cloud
Standard
Creative Cloud
Pro
(旧コンプリートプラン)
Acrobat
Adobe Express
Adobe Fresco
Adobe Podcast
Illustrator web
(Beta)
Photoshop Express
Premiere Rush
Adobe Firefly 標準の生成機能
Lightroom
モバイル版
基本機能
Photoshop
iPad版
基本機能
Photoshop
iPhone版
基本機能
Photoshop
web版
×
Illustrator
iPad版
×
Lightroom
webギャラリー
×

Lingthroomモバイル版、Photoshop iPad版、Photoshop iPhone版の基本機能(Standardで利用可)とフル機能(Proで利用可)の違いについては、以下のページをご覧ください。

生成AI機能の違い

Adobeアプリの生成AI機能には、「標準生成機能」と「プレミアム生成機能」があり、生成AIを利用するごとに「クレジット」を消費する仕組みとなっています。クレジット数は毎月リセットされます。

「標準の生成機能」とは?Standardの25クレジットは少ない?

標準の生成機能とは、Creative Cloudに標準搭載されている生成AI機能のことで、例えばPhotoshopで画像の不要な部分を削除して自然な背景を生成(生成塗りつぶし)したり、画像の外側に新たに背景を生成(生成拡張)したりといった機能を指します。

標準の生成機能では、1回生成するごとに1クレジットを消費します。

標準の生成機能に対するクレジットは、Standardが25に対して、Proは無制限です。

  • Photoshopの生成塗りつぶしサンプル画像

    例えば、上の画像の自転車を自然な形で削除したい場合、自転車を選択して生成ボタンを1回押すと、1クレジット消費します。

  • Photoshopの生成塗りつぶしサンプル画像

    1回でうまくいけば良いのですが、意図するイメージに辿り着くまでに数回生成しなければならないこともあります。この写真は3回生成したので、3クレジット消費しました。

  • Photoshopの生成AIサンプル画像

    こちらは選択範囲内にポメラニアンを生成した例です。

  • Photoshopの生成AIサンプル画像

    毛の色を指定しなかったのがよくなかったですが、想像していた毛色のポメちゃんではなく、何となく違和感のある遠近感です。こちらは1回の生成で1クレジット消費しています。

イメージ通りの画像を生成するために、何回か生成しなければならないこともあるので、Standardの1ヶ月に25クレジットはあっという間に消費してしまいます。

クレジット数で仕上がりを妥協したくないですよね…。

クレジットは追加購入もできますが、上記のような標準の生成機能をよく使う方は、Proを選ぶ方がよさそうです。

「プレミアム生成機能」とは?

プレミアム生成機能は、Premiere Proの「生成延長」や、Adobe Fireflyの「テキストから動画生成」「画像から動画生成」「動画や音声を翻訳」など高度な生成AIで、1回の使用クレジット数が通常より多くなります。

プレミアム生成機能は、Creative Cloud Standardでは使えません。プレミアム生成機能に対するクレジットは、Proは4,000となっています。

4,000クレジットで、5秒の動画を最大40本生成、または最大14分の動画と音声を翻訳できます。

Adobe CCコンプリートプラン|プレミアム機能のクレジット

Adobeのアカウントでログインしたあと、ページ右上のアカウントアイコンをクリックすると、標準機能とプレミアム機能へのアクセス状況やクレジット数を確認できます。

自分がどの生成AIをどのくらい使うかを考えて、プランを選択しよう!

アプリごとの「標準生成」と「プレミアム生成」でできることは以下の通りです。

アプリ 標準生成機能 プレミアム生成機能 Proのみ
Photoshop
  • 生成塗りつぶし
  • 生成拡張
  • 背景を生成
  • 削除ツール *
該当なし
Illustrator
  • 生成塗りつぶし(シェイプ)
  • 生成再配色
  • ベクターを生成
  • パターンを生成
該当なし
Premiere Pro 該当なし
  • 生成延長
Lightroom
  • 生成AI削除 *
該当なし
InDesign
  • 生成拡張
  • テキストから画像生成
該当なし
Adobe Firefly
  • 生成拡張
  • 生成塗りつぶし
  • テンプレートを生成
  • シーンから画像生成
  • ベクターを生成
  • テキストから画像生成
  • テキストから動画生成
  • 画像から動画生成
  • 動画を翻訳
  • 音声を翻訳
  • 音声から効果音生成
  • テキストからアバター生成
  • パートナーのモデル(OpenAI GPT Image Generation、Google Imagen3、Veo2 および Flux Pro 1.1 など)
  • リップシンク(エンタープライズ版のみ)
Substance Sampler
  • シーンから画像生成
  • テキストから背景生成
  • テキストから3D生成 *
Substance Stager
  • シーンから画像生成
  • テキストから背景生成
  • テキストから3D生成 *
Adobe Express
  • キャプション作成者
  • 画像を生成
  • 類似を生成
  • テンプレートを生成
  • オブジェクトを挿入
  • オブジェクトを削除
  • 拡張してサイズ変更
  • 書き換え
  • クリップメーカー *
  • テキスト効果を生成 *
  • 動画を生成

* は現在クレジットを消費しません。

プレミアム機能で使用される生成クレジット数

Proだけが使えるプレミアム機能で消費されるクレジット数は以下のとおりです。Proでは4,000クレジット付与されます。(毎月リセットされる)

プレミアム機能 画質 クレジット数
動画生成 24FPSで1080p 100クレジット/秒
24FPSで720p 50クレジット/秒
24FPSで540p 20クレジット/秒
動画を翻訳
および音声を翻訳
状況によって異なる 5クレジット/秒
翻訳とリップシンク* 4K 15クレジット/秒
1080p 10クレジット/秒
効果音を生成(Beta) 1回の生成ごとに10クレジット
テキストから
アバター生成(Beta)
最大1080p 1回の生成ごとに10クレジット
パートナーモデル 状況によって異なる 詳しくはこちら
Firefly Image 4
Ultraモデル
該当なし 1回の生成ごとに20クレジット
1回の生成ごとに1つの画像
Premiere Proの生成延長 30FPSで4K 限定期間中はクレジットを差し引かず、その後は1秒あたり175クレジット
30FPSで1080p 限定期間中はクレジットを差し引かず、その後は1秒あたり125クレジット
30FPSで720p 限定期間中はクレジットを差し引かず、その後は1秒あたり75クレジット
24FPSで4K 限定期間中はクレジットを差し引かず、その後は1秒あたり150クレジット
24FPSで1080p 限定期間中はクレジットを差し引かず、その後は1秒あたり 50クレジット

* Creative Cloudエンタープライズ版プランのみ

Fireflyボードの利用

Adobe Fireflyボード

Fireflyボードとは、AIで生成した画像やアイデアなどをまとめてムードボードやストーリーボード、コラージュなどを作成したり、チームで共有したりできるツールです。ProとStandard両方で利用できます。

アドビ以外の生成AIモデルの利用

Creative Cloud Proでは、Fireflyの利用に加えて、OpenAI GPT、Google Imagen、Veo、FluxといったAdobe以外の生成AIをFireflyで直接利用できます。

上記のようなAIをガッツリ使う方は、Creative Cloud Proを選びましょう。

Creative Cloud ProとStandardの料金

「年間プラン 月々払い」は、Proが9,080円/月Standardが6,480円/月で、差は月額2,600円。

「年間プラン 一括払い」は、Proが102,960円/年Standardが72,336円/年で、年額30,624円の差があります。

プラン名と価格差 月々プラン 年間プラン
月々払い
年間プラン
一括払い
Creative Cloud pro
旧コンプリートプラン
14,480円/月 9,080円/月 102,960円/年
Creative Cloud Standard 10,280円/月 6,480円/月 72,336円/年
価格差 4,200 2,600 30,624

本記事でお伝えしたPro・Standardの機能と、実際に自分が使っている機能をよく考慮して選ぼう!

Adobe CCの料金体系については、以下の記事をご覧ください。

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Creative Cloud Standardへの変更・購入方法

Creative Cloud Standardは学生・教職員版やグループ版の提供はなく、個人版のみのプランです。

前述の通り、現在コンプリートプランを利用している方は、8月1日以降「Creative Cloud Pro」に自動的に移行しますが、 「Creative Cloud Standard」は自らプランを変更、もしくは新規購入しないと利用できません。

Adobeアカウントページの「プランの管理」からプランを変更する
Adobeアカウントのマイページ

現在Adobeアプリを利用中でCreative Cloud Standardを利用したい方は、Adobeのアカウントの「プランを管理」から変更できます。新規の方は、Adobe公式サイトで購入可能です。

Creative Cloud StandardはAmazonでの販売はありません

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料金プラン一覧はこちら

値上げ前のコンプリートプラン購入がおすすめ!

現在コンプリートプランを利用している方は、2025年8月1日より自動的にCreative Cloud Proに移行され、Proだけが使えるAI機能などの特典を、次の更新日まで現在のコンプリートプランの価格で利用できます。(8月1日以降の次更新日から新価格が適用されます)

7月31日までにコンプリートプランを購入すれば、次の更新日まで旧価格でProの機能を利用できるので、Creative Cloud Proの機能をお得に使いたい人は、値上げ前にコンプリートプランを購入するのがおすすめです。

コンプリートプランのおすすめ購入方法

プラン名と購入先 年間プラン
一括払い
年間プラン
月々払い
月々払い
【Amazon】
コンプリートプラン
7/31まで
78,192円/年
Proより24,768円お得
【Adobe公式サイト】
コンプリートプラン
7/31まで
86,660円/年
Proより16,880円お得
7,780円/月
Proより1,300円お得
12,380円/月
Proより2,100円お得
【Adobe公式サイト】
Creative Cloud Pro
8/1から
102,960円/年 9,080円円/月 14,480円円/月

よくある質問(FAQ)

現在、従来のコンプリートプランを利用している人はどうなりますか?

8/1以降の次更新日まで旧価格でCreative Cloud Proを利用でき、8/1以降の次更新日にCreative Cloud Proの新価格が適用されます。

7/31までにAmazonで購入した従来のコンプリートプランは、8/1以降どうなりますか?

コンプリートプランの期限が切れるまでは、Creative Cloud Proとして利用できます。

生成AIのクレジットを使い切った場合、どうしたらいいですか?

クレジット数は、プランの請求日に基づいて毎月リセットされます。使い切った場合は次の請求日まで待つか、Fireflyのプランを購入することでクレジットを増やすことができます。

ProとStandard、どちらのプランを選ぶべき?

Creative Cloud ProとCreative Cloud Standard、どちらを利用するか迷っている人は、今までのAI利用頻度を振り返って決めるとよいと思います。

Creative Cloud Proがおすすめの人

中級〜上級者・AIをガッツリ使いたい人・業務効率化を求める人におすすめです。

Creative Cloud Proがおすすめの人

  • 生成AIを日常的に使いたい人
    →プレミアム生成は月4,000クレジット+標準生成は無制限で利用可能。
  • スマホ・iPadでも制作したい人
    →モバイルアプリの機能制限がないため、外出先や現場での編集・修正にも強い。
  • 動画制作でAI音声・動画生成を活用したい人
    →Premiere Proの生成延長、音声ナレーション生成などはPro限定。映像コンテンツを量産する人向け。
  • 外部のAIも利用したい人
    →Google ImagenやVeo、FluxなどFireflyで直接利用可能。

Creative Cloud Standardがおすすめの人

初心者〜中級者・コスト重視・AIは補助的に使いたい人におすすめです。

Creative Cloud Standardがおすすめの人

  • 主にデスクトップアプリをメインで使う人
    →Photoshop、Illustrator、Premiereなどが目的ならStandardで十分
  • 生成AIをあまり使わない人
    →月25クレジットを使い切ったら来月まで待つか、追加購入して対応
  • 少しでも安くコンプリートプランを使いたい人
    →Proより月額約2,600円、年額約30,000円程節約可能(例:Standard 6,480円/Pro 9,080円税込)。

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