Goodnotes 6の新機能まとめ!AI/ペンジェスチャー/マーケットプレイス/新UIなどを解説

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Goodnotes 6の新機能まとめ!AI/ペンジェスチャー/マーケットプレイス/新UIなど

新しくリリースされたGoonotes 6の新しい機能が知りたい!

先日リリースされたGoodnotesの新しいバージョン「Goodnotes 6」の新機能をご紹介します。GoodNotes 5にはない機能なので、アップグレードするかどうか迷っている方や、ざっくりと新機能を知りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

GoodNotes 5
Goodnotes 6
無料/開発元:Time Base Technology Limited
iOS/iPadOS/Mac Android Windows

【この記事を書いた人】

写真畑出身のフリーランスWebデザイナー。GoodNotes 5を始めとするノートアプリやApple/クリエイティブ/運動/ライフスタイル関係の情報を発信中。プロフィール詳細

ノート作成をサポートするAI機能

今回の目玉機能ともいえるAI機能は、より速く正確にノートを書く手助けをしてくれます。

手書き文字のスペルチェック

手書き文字のスペルを手書きで修正してくれます。現時点では「英語・ドイツ語・スペイン語・オランダ語」に対応しており、日本語は未対応ですが、今後の動きに注目です。

Goodnotes 6の新機能|手書き文字のスペルチェック

例えば「apple」を「aplee」と間違えて書いたとします。スペル間違いが疑われる文字の下部に赤い点線が表示され、文字をタップすると候補の文字が表示されます。

Goodnotes 6の新機能|手書き文字のスペルチェック

候補の文字の中から「apple」を選ぶと、手書きで修正されます。手書きのスタイルはいくつかあるようで、似たような癖の文字を選んでくれているようです。

Goodnotes 6の新機能|手書き文字のスペルチェック

自分の手書きとAIの手書きを比べてみました。遠目だとそんなに違和感ない感じです。

Goodnotes 6の新機能|手書き文字のスペルチェックに対応した言語を選択する

手書き文字のスペルチェックを行うには、ペンツールの「ランディングエイド」をタップし、認識言語を対応可能な言語に設定したあと、スペルチェックをオンにします。認識言語を日本語すると、英語を書いてもスペルチェックはされません。

AIタイプ入力 (サブスクリプションのみ)

タイピングモードでタイプしたテキストを、AIが添削・修正してくれます。

入力モードで入力したテキストをダブルタップし、修正したい部分を選択した後、表示されたメニューの一番左側にある星アイコンをタップします。

Goodnotes 6の新機能|AIタイプ入力

AIが以下の項目を行ってくれます。

AIタイプ入力の機能

  • 文法とスペルを修正
  • パラフレーズ
  • 語調を変更 – プロフェッショナル
  • 語調を変更 – 親しみやすく
  • 語調を変更 – 断定的に
  • 長くする
  • 短くする

Goodnotes 6の新機能|AIタイプ入力

試しに、Wikiからの文章をタイプして「語調を変更 – 親しみやすく」を選択してみましたが、全く同じ文章が表示されました。他のメニューも試しましたが、思うような結果は得られず。日本語だからでしょうか?現段階では、日本語はあまり実用的ではない感じでした。

AI数学アシスタント (サブスクリプションのみ)

Goodnotes 6の新機能|AI数学アシスタント

後述するインタラクティブ試験対策で、手書きで書いた数式の間違いをチェックしてくれる機能です。間違いが疑われる式に赤い下線が表示され、タップすると答えの候補を提示してくれます。

数式変換

Goodnotes 6の新機能|数式に変換

手書きの数式をテキストの数式に変換します。なげなわツール等で手書き文字を囲って選択し、タップすると表示されるメニューで「変換 > 数式」を選択します。

Goodnotes 6の新機能|数式に変換

すると、こんな感じで変換してくれます。

入力候補の表示

手書きで文字を書いている時に、文字の途中で入力候補を表示してくれます。現在は英語(US/UK)に対応していますが、日本語も今後対応予定とのことです。

ツールの切り替え不要!ペンジェスチャー

Goodnotes 6の新機能|ペンジェスチャー

GoodNotes 5ではツールを切り替える必要があった機能が、ペンツールだけで行えるようになりました。

Goodnotes 6の新機能|ペンジェスチャーの設定

ペンジェスチャーは、「ペンツール > ペンのジェスチャ」をタップして、各機能をオンにします。

こすって消去

Goodnotes 6の新機能|ペンジェスチャー「こすって消去」

消したい文字の上で上の画像のようにこすると、文字を削除できます。

消しゴムに切り替える必要なし!Appleのスクリブル機能と同じですね。

シェイプとハイライトを消去

Goodnotes 6の新機能|ペンジェスチャー「シェイプとハイライトを消去」

蛍光ペンのハイライトやシェイプも、ペンジェスチャーで消せます。

囲んで選択

Goodnotes 6の新機能|ペンジェスチャー「囲んで選択」

ペンツールで文字や要素を囲み、一回離したあと囲んだ線をタッチしながらホールドすると、なげなわツールになります。

公式では「Tap & hold」と書かれているけど、触りながらホールドする方が近い感じ。ちょっとコツが要ります。

Goodnotes 6の新機能|ペンジェスチャー「囲んで選択」

点線の状態でホールドした後にもう一度離す、もしくは囲った部分の中をタップすると、なげなわツールで使う機能のメニューが表示されます。なげなわツールの機能は以下の通りです。

なげなわツールの機能

  • カット・コピー・削除
  • サイズ変更
  • カラー変更
  • スクリーンショットを撮る
  • 要素を追加
  • テキストや数式に変換

GoodNotes 5のなげなわツールと同じ機能です。

テンプレートや素材が充実!マーケットプレイス

Goodnotes 6の新機能|テンプレートや素材が充実!マーケットプレイス

マーケットプレイスでは、Goodnotesで使えるノートや表紙のテンプレート、プランナー(スケジュール)、ステッカーなどを購入できます。後述する「インタラクティブ試験対策」もここでダウンロードできます。

テンプレートや素材が充実!マーケットプレイス

プランナーは1,000〜2,000円、ステッカーは100〜600円のものが多いです。読書や習慣記録、学生用のスタディプランナー、家計簿など様々なテンプレートがあるので、見ているだけでも楽しいです。

日付なしのタイプはずっと使える!

ステッカーは付箋やアイコンなどがセットになったもので、ノートやスケジュールの見栄えを良くしてくれます。Goodnotesの「要素ツール」と一緒に使うと便利です。

新しいUIデザイン

GoodNotes 6の書類画面

メイン画面やノートのユーザーインターフェースが新しくなりました。GoodNotes 5では下部にあったメニューがサイドバーに移動。フォルダやアイコンもより親しみのあるデザインに変更されています。

Goodnotes 6の新機能|新しいユーザーインターフェース

ノートのツールバーの色も明るくなり、レイアウトも変わっています。

フォルダやノートのカスタマイズ

GoodNotes 5ではできなかったフォルダやノートの細かなカスタマイズが可能となりました。

Goodnotes 6で可能となったフォルダやノートのカスタマイズ

  • フォルダの色変更・アイコンの追加
  • ノートの表紙の色変更
  • ノートのサイズをカスタマイズ

GoodNotes 6はフォルダの色の変更やアイコンの追加が可能

GoodNotes 5のフォルダは水色のみでしたが、色の変更とアイコンの追加が可能となりました。フォルダを作成する時や、作成した後でも変更できます。ポップな色がかわいい!

Goodnotes 6の新機能|ノートやフォルダのカスタマイズ

ノートを作成する時に、色やサイズをカスタマイズできます。

Goodnotes 6の新機能|ノートのサイズや色をカスタマイズ

ノートのサイズは「用紙」を選択した後に「サイズ」をタップして変更します。自分好みのサイズを入力することもできます。

Goodnotes 6の新機能|表紙の色をカスタマイズ

ノートの「表紙」を選択し、好きな表紙のテンプレートを選んだ後に「カラー」をタップすると、その表紙の色を変更できます。カスタマイズした色は名前を付けて保存できるので、いつでも利用可能です。

Goodnotes 6の新機能|表紙や用紙のテンプレートを読み込む

GoodNotes 5同様に、表紙・用紙ともに自作のテンプレートや外部のテンプレートを読み込むことができます。

インタラクティブ試験対策

インタラクティブ試験対策は学生向けの機能で、問題集をインタラクティブに解くことができます。

Goodnotes 6の新機能|インタラクティブ試験対策をマーケットプレイスでダウンロードする

問題集はマーケットプレイスの「インタラクティブ試験対策」カテゴリーでダウンロードできます。日本向けのコンテンツはないのですが、学業の分野で様々な可能性がありそうなので、今後の展開を見守りたいと思います。

Goodnotes 6の新機能|インタラクティブ試験対策で問題を選択する

カテゴリーごとに問題が分かれており、勉強時間がカウントされます。

Goodnotes 6の新機能|インタラクティブ試験対策で問題を解く

問題に対する答えを下部のノートに手書きでメモすると、AI数学アシスタントがテキストで数式に変換してくれたり、間違いを指摘してくれたりします。

まとめ

本記事では、Goodnotes 6で新たに追加された機能を紹介しました。Goodnotes 6は基本的には有料ですが、無料版やフル機能を試せる7日間の無料期間を提供しているので、興味がある方はぜひお試しください。

最近のGoodnotesの動向を見ていると、iPadで勉強する学生に寄り添った機能が増えていると感じます。学習セットやインタラクティブ試験対策といった機能や、教育機関での無料配布など、今後も教育分野に力を入れていきそうですね。

個人的にはノートのタグ付けやテーブル(表)の挿入など、ノート作成の機能も充実させてほしいです!

GoodNotesの使い方とノートアプリ活用方法

iPadの人気ノートアプリ「GoodNotes」の使い方や活用方法について色々と書いています。ぜひご参考ください!

【GoodNotes 5の使い方】記事一覧

私はこう使っている!ノートアプリの活用例

ノートアプリでは、仕事でアイディアやラフを描いたり、PDFの資料を管理する以外にも、子供の作品やプリント、マニュアルを管理したりと色々な使い方をしています。

私のノートアプリの活用方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。

GoodNotes以外にもあります!オススメの手書きノートアプリ

私が実際に使っている/試したiPad手書きノートアプリを、以下の記事でまとめました。どのノートアプリを使おうか迷っている人や、ちょっと他のアプリも試してみたいという人へ!

イラストや絵を描きたいときは、お絵描き・イラスト制作アプリを使おう!

ノートアプリは、メモやノートを取ったり文書を管理するのには最適なのですが、イラストや絵を描くのにはあまり向いていません。(描けることは描けますが)イラストや絵を描く場合は、ブラシや素材が豊富なお絵描き・イラスト制作アプリをオススメします。

iPadが紙のような描き心地に!おすすめの保護フィルム

ノートアプリを使うなら、本物の紙に書いている感覚に近づける「ペーパーライク」タイプのiPad保護フィルムもおすすめです。フィルム表面のザラつきによりペン先にわずかな抵抗が生まれ、細かい部分も書きやすくなります。

私が実際に試した保護フィルムを以下の記事で紹介しています。メーカーによって書き心地がかなり違いますので、ぜひご参考ください。