【GoodNotes 5の基本】ノートの作成・移動・削除方法とツールバーの使い方
新機能テキストツールのリンク機能を追加しました!
この記事では、GoodNotes 5の基本であるフォルダ(カテゴリー)やノートの作成・移動・削除方法、ペンツールや消しゴムなどの機能を集約したツールバーについて、画像を交えながら説明していきいます。
GoodNotes 5の使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
フォルダ・ノートの作成方法
まずは、GoodNotes 5の基本機能であるフォルダやノートを作成します。ノート一覧の「書類」画面を開いておきます。
フォルダの作成
GoodNotes 5のフォルダは、パソコンと同じような感覚で作成できるので、直感的に操作できます。もちろん、フォルダを作らず直接ノートを作成しても大丈夫です。
「書類」画面を開き、左側にある「新規…」と書かれた「+」ボタンをタップすると、メニューがいくつか出てきます。ここでは、ノートやフォルダの作成、写真の取り込み、PDFの読み込み、クイックノートの作成が可能となっています。
今回はフォルダを作成したいので、メニューの中の「フォルダ」を選択します。
ノートの作成
ノートの作成は上記のフォルダ作成と同様、新規ボタン「+」をタップし、「ノート」を選択します。
ノートの作成では、表紙や用紙、用紙のサイズや色、用紙の向きなどを選ぶことができます。認識言語はテキストを検索する時に使用する言語なので、「日本語」に設定しておきます。GoodNotes 5で用意されている表紙や用紙の種類はここが変わった!GoodNotes 5の新機能とGoodNotes 4からの変更点まとめ(画像あり)で全種類載せています!
GoodNotes 5の用紙カラーはイエローと白の2種類で、様々なサイズが揃っています。
GoodNotes 4と同様に、表紙や用紙は外部のテンプレートや画像を追加してカスタマイズできます。カスタマイズ方法は以下の記事でまとめています。
クイックノートの作成
クイックノートはGoodNotes 5で追加された新機能で、ノートの追加ボタンをダブルタップするだけで新規ノートが立ち上がります。詳細はここが変わった!GoodNotes 5の新機能とGoodNotes 4からの変更点まとめ(画像あり)で説明しています。
ここで作成されるノートは、GoodNotes 5で設定されている「デフォルト」の表紙と用紙が使用されます。デフォルトの表紙と用紙の変更方法は下記の通りです。
デフォルトの表紙やノート用紙のテンプレートを変更する
「書類」画面の右上にある歯車アイコンをタップし、「ノートのテンプレート」を選択します。
ノートを作成する時と同じように表紙や用紙を選んだ後、左上にある「完了」をタップします。
ノート作成後に表紙を変更・追加する
ノートを作成した後に表紙を変更したり、表紙がない画像やPDFなどの書類に表紙を追加する方法は、以下の記事でくわしく解説しています。
フォルダやノート、ページを削除する
「書類」画面で削除したいフォルダやノートがあるカテゴリーへ行き、右上のチェックマークのアイコンをタップします。
削除したいフォルダやノートを選択し、画面上部メニューの「ゴミ箱」をタップします。最後に右上の「完了」をタップして終了です。
ページの削除方法はいくつかあります。1つめは、削除したいノートを開き、左上のサムネールアイコンをタップし、サムネール画面で右上の「選択」をタップします。
削除したいページを選択し、「削除」をタップした後、右上の「完了」をタップして終了です。
現在開いているページを削除したい場合は、ページを開いている状態で右上の三点リーダ「・・・」をタップし、「ページを消去」を選択すると削除できます。
フォルダやノートを別のフォルダに移動する
フォルダやノートを別の場所に移動する方法は、ドラッグ&ドロップで行う方法と「書類」画面のメニューから行う方法の2種類があります。
ドラッグ&ドロップで移動する方法
ドラッグ&ドロップは文字通り、移動したいノートをドラッグして、移動先の場所でドロップするだけです。右手でドラッグさせたまま左手でフォルダの移動をすれば、階層の違う場所でもドラッグ&ドロップできます。フォルダをフォルダにドラッグ&ドロップもOKです。
複数のノートをいっぺんにドラッグ&ドロップすることも可能です。ちょっとやり難いのですが、まずひとつのファイルを長押しした後、その他のファイルをタップすると複数選択できます。
「書類」画面のメニューから移動する方法
「書類」画面の右上にあるチェックマークをタップします。
画面上部に4つのメニューが出てきます。移動したいフォルダやノートを選択した後、上部メニューの「移動」をタップします。因みにこの画面では、ノートの書き出し(PDF・画像・編集可能なGoodNotes形式)や複製、削除も行えます。
ページを別のノートに移動・追加する
ページを別のノートにコピーしたり移動したりする方法は少し分かりにくいので、以下の記事でまとめました。
GoodNotes 5のツールバー
ノートに書く際に必要なツールは全てこの「ツールバー」に集約されています。GoodNotes 4よりも表示ツールが増え、少ないタップで目的に辿り着けるようになりました。
現在は上部にある色付きバーに録音ボタンが追加され、よく使う項目への追加ボタンが削除されています。
ペンツール
ペンは「万年筆・ボールペン・筆ペン」の3種類が用意されています。筆ペンは今回のアップグレードで新しく追加されました。個人的には、筆圧の影響がないボールペンが書きやすいですが、万年筆や筆ペンはちょっと個性を出したい時や華やかなページにしたい時などに重宝します。
ペンの太さは0.1〜2.0mmまで設定可能で、3つまで表示できます。デフォルトの太さは私にはちょっと合わなかったので、書きやすい太さに調整しました。
ペンのカラーもカスタマイズ可能です。お気に入りの色をプリセットに追加したり、HEX値でも指定ができます。新しく追加されたカラーホイールでは直感的に色を選択できます。
消しゴム
消しゴムのサイズは3種類で、執筆時点ではサイズを変更することはできません。ページ全体やストローク全体を消去したり、蛍光ペンのみ消去することも可能です。蛍光ペンのみの消去は仕事や勉強で結構便利に使えると思います。
第3世代のiPad Pro 11インチと12.9インチで使える第二世代のApple Pencilなら、Apple Pencilをダブルタップするだけで消しゴムとペンツールを切り替えることが可能です。これはかなり便利です!
蛍光ペン
蛍光ペンもペンツール同様、色やサイズの変更が可能です。「直線で描く」を有効にすると常に直線で描くことができます。
シェイプツール
今回ツールの中では、一番大きな変化があったのがこの「シェイプツール」です。GoodNotes 4では「直線で描く」ことのみに特化していた部分がありますが、GoodNotes 5では直線で描いた図形の中を塗りつぶしたり、他のストロークに繋げたりという機能が追加されました。
図形の枠線もペンの種類が選べるので、個性ある図形が描けそうですね!
なげなわツール
なげなわツールでは、なげなわで選択した部分のスクリーンショットを撮る、サイズやカラーを変更する、カット・コピーをする、手書き文字をテキストに変換するなどといったことが可能です。
なげなわツールを使う対象は「手書き・イメージ・テキストボックス」の中で設定可能です。
例えば、後から文字の色を変更したい時には、なげなわツールで変更したい部分を囲み、選択範囲内をタップすると出てくるメニューの「カラー」をタップすると一発で色を変更できます。
なげなわツールの詳しい使い方については以下の記事をご覧ください。
要素ツール – Elements tool(ステッカー・スタンプ機能)
要素ツール(Elements tool)では、付箋やメモ、アイコン、イラストといった要素をノートに貼ることができます。
デフォルトで用意されている画像は少ないのですが、自分で作ったタイトルや図、無料素材サイトでダウンロードしたイラストやアイコンなどを登録できるので、いつでもどのノートでも繰り返し要素を使うことができます。
例えば、iPadのデジタル手帳で定期的に発生するイベントやToDoをステッカーとして登録して手間を省いたり、繰り返し確認したいデータやロゴ、自分のサインなどを登録して仕事で生かしたり、なんてこともできますね。
要素ツールの詳しい使い方は、以下の記事をご参考ください。
画像
画像は、iPad内やDropboxなどのストレージサービスやアプリから読み込めます。
画像アイコンをタップした後、ノート上でタップすると写真のメニューがポップアップで表示され、iPadに保存されている写真を選ぶことができます。
DropboxやiCloudなどのサービスやアプリから写真を読み込みたい場合は、上記メニューの下部にある「insert from…」をタップすると、選択肢が出てきます。
ツールバーの右側には、iPad内に保存されている最近の画像が表示されており、ドラッグ&ドロップでノートにコピーできます。
画像ツールの詳しい使い方については以下の記事をご覧ください。
テキストツール
GoodNotes 5は手書きだけではなく、キーボードによるテキスト入力にも対応しています。テキストツールを選択した後、ノート上をタップするとテキストボックスが出現し、テキストが入力できる状態になります。
テキストボックスでは、フォントサイズや色、フォントの種類、背景色、枠線の色、ボーダーの太さやパディングまで設定できるので、ちょっとしたタイトルも作成可能です。
これらを先ほど紹介した「要素ツール」で保存しておけば、繰り返し何度でも使えますね。日本語のフォントに背景色を敷くと下のパディングが大きくなってしまうのがちょっと残念…。仕様を英語に合わせているからでしょうか。
手書き文字をテキストに変換してくれる「スクリブル」機能
走り書きでも結構認識してくれる。
Apple Pencile対応のiPadOS 14がインストールされたiPadでは、手書き文字をテキストに変換してくれるスクリブル機能が搭載されています。GoodNotes 5でも「テキストツール」でスクリブル機能を使えます。日本語の認識もOK!
スクリブル機能は、iPadの「設定 > Apple Pencil」画面で「スクリブル」をONにすると有効化されます。スクリブルを有効化すると、Apple Pencilのジェスチャーで削除や選択などができるようになります。
ブラウザでページを開く「リンク機能」
リンクを追加したいテキストをダブルタップし「リンク」を選択します。
リンク先を設定して完了です!
リンクが設定されたテキストにはドットのアンダーラインが追加されますが、現状リンク部分の色を変更することはできないようです。リンク部分をタップすると、リンク先への移動、リンクのコピー、リンクの削除が行えます。
拡大ツール
拡大ツールを使えば、小さな文字や図形もノートの罫線に合わせて綺麗に書けます。
プレゼンテーションモードとレーザーポインター
HDMIやAirPlayを使用してノートをスクリーンに映す「プレゼンテーションモード」では、ツールバーなどの表示・非表示が選択可能です。
レーザーポインターを使用できるので、GoodNotes 5ひとつでプレゼンができます。
GoodNotes 5の上部のバーの説明
色がついている上部のバーは、主にファイル管理や設定についての機能が集約されています。
左側はページのサムネール画面、検索、共有と書き出し、録音機能。右側は、ページの進む・戻る、ページを追加する(テンプレートや画像、ドキュメントなど)、表示モードの切り替え、その他細かい設定や変更などのアイコンが並んでいます。
注意ツールバーの録音ボタンの追加に伴い、よく使う項目のボタンがなくなってしまいました。今後復活するかは未定ですが、よく使う項目への追加はサムネール画面か、開いたノートの右上にある「・・・」から行ってください。
一番右端の三点リーダーのアイコン「詳細」をタップすると、ページのコピーや回転、テンプレートやスクロール方向の変更など、様々な設定のメニューが表示されます。
まとめ
以上、GoodNotes 5の基本的な機能である、ノートの作成方法やペンツールなどのツールの使い方についてザックリとまとめてみました。この他にも便利な機能はたくさんあるのですが、改めて記事にしたいと思います。
度重なるGoodNotes 5のアップデートにより、インターフェースのデザインが異なる画像が掲載されていること、ご了承くださいませ…。
GoodNotes 5の使い方とノートアプリ活用方法
GoodNotes 5の使い方やアップデート情報は以下の記事でもご紹介しています!
- もう手放せない!iPadノートアプリ「GoodNotes 5」使い方総まとめ
- 【朗報】GoodNotes 5が無料で使える!有料版と比較してみた
- 【GoodNotes 5の基本】ノートの作成・移動・削除方法とツールバーの使い方
- 【GoodNotes 5】外部テンプレートを追加して、表紙や用紙をカスタマイズする方法
- 【GoodNotes 5】ノートの表紙を後から変更・追加する方法
- 【GoodNotes 5】便利な機能満載!なげなわツールをマスターして作業効率を上げよう!
- 【GoodNotes 5】画像の貼り付け(読み込み/コピー)やトリミングの方法
- 【GoodNotes 5】要素ツール(Elements tool)でイラストや画像素材を繰り返し使う方法
- 【GoodNotes 5】ノートをiPad/iPhoneのiCloudで同期する方法
- 【GoodNotes 5】自動バックアップ(Auto-Backup)の設定方法と使い方
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- 【GoodNotes 5】PDFの読み込み方法・注釈メモの書き方まとめ【テキスト検索も可能】
- 【GoodNotes 5】PDFやノートに目次・アウトラインを追加する方法
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- 【GoodNotes 5】PDFテンプレートの作り方とサイズの選び方
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- GoodNotes 5を持っていない相手と共有できる「Web viewer」の使い方
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- 【GoodNotes 5】録音しながらノートをとる方法を解説!よく使う項目に追加アイコンはどこへ?
- ここが変わった!GoodNotes 5の新機能とGoodNotes 4からの変更点まとめ(画像あり)
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- 人気手書きノートアプリGoodNotes 5がWindowsで使えるようになる!2023年にリリース予定
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iPadが紙のような描き心地に!おすすめの保護フィルム
ノートアプリを使うなら、本物の紙に書いている感覚に近づける「ペーパーライク」タイプのiPad保護フィルムもおすすめです。フィルム表面のザラつきによりペン先にわずかな抵抗が生まれ、細かい部分も書きやすくなりますよ。
\様々な紙の質感・サイズが揃ってます!/
私が実際に試した保護フィルムを以下の記事で紹介しています。メーカーによって書き心地がかなり違いますので、ぜひご参考ください。